油分の多い食べ残しなどの処理が必要な社員食堂の排水処理にアイエンスを採用
アズビル様といえば、日本の物作りやインフラを最先端の技術で支える企業ですが、今回、藤沢テクノセンターのどこにアイエンスの排水処理設備が導入されているのですか?
社員が利用する社員食堂の排水処理設備に導入しています。
1,500人分の油分や食べ残しもクリアになっただけでなく、地下配置で景観も損なわれない
社員食堂の排水というと、一見地味に思えるかもしれませんが、実はかなり厄介な排水のひとつですよね。
当センターの食堂は毎日約1,500人という多くの従業員が利用します。そこから毎日出る約60tもの排水には、大量の油分や食べ残し、そして高いBOD(生物化学的酸素要求量)が含まれるため、非常に処理の負荷が高い厄介な排水です。
排水処理設備はどこに設置されているのでしょうか?
今回のシステムは処理槽がすべて「地下」に配置されているため、近代的な建物の美しい景観を一切損なわない点も素晴らしいです。
公的機関からも高く評価された「汚泥を出さない」革新技術
アズビル様に導入いただいた「AIS(アイエンス・イノベイティブ・システム)」は、アクアブラスターの超高効率な酸素供給と撹拌力により、微生物の分解能力を最大限に引き出すシステムです。従来のように余剰汚泥を発生させる必要がなく、腐敗による悪臭(硫化水素など)も根本からシャットアウトします。この「これまでにない排水処理技術」が評価され、2023年には日本産業機械工業会が主催する「第49回優秀環境装置表彰」において「日本産業機械工業会 会長賞」を受賞いたしました。
以前の設備で頻発していた、基準値オーバーと過酷な油分清掃の負担
なぜ、アイエンスの排水処理を導入されたんですか?
以前使用していた旧排水処理設備では、排水中の油分(n-ヘキサン抽出物質)が基準値を超えてしまうことが度々ありました。そのため、頻繁に浮上した油分の回収作業を行ったり、水槽内を清掃したりする必要があり、運用の負担が非常に大きかったのです。そこで新工場建設を期に、これらの課題を根本から解決できるアイエンスさんの排水処理システムを導入することに決めました。
導入後、ほぼノーメンテナンスで、河川放流できるレベルまで処理を実現
導入されてからの実際の成果や、現場での変化はいかがでしょうか?
導入後は「ノーメンテナンス」で運用できています。全く手がかからず運転できているので、管理の負担は劇的に減りました。
驚いたのは、従業員のみなさまが行き交う動線のすぐ近くに排水処理槽があるにもかかわらず、嫌な臭いが「一切しない」ことですね。
はい、悪臭は完全にゼロです。現在は公共下水道への放流ですが、処理水の水質自体はそのまま「河川へ直接放流できるレベル」にまで高度に浄化されています。
【見えない場所へのスマートな投資】快適で安全な「働く環境」を最優先する企業の姿勢
社員食堂の排水処理という、普段は目につきにくい場所への投資について、アズビル様としてはどのような意義を感じておられますか?
社内で働く人々の環境をしっかり整備することは、企業にとって「最優先事項」であると考えています。目に見えることだけでなく、こうした排水処理などのインフラをきれいに整備することも、その重要で欠かせない取り組みですよね。
様々な人々の働く環境を整え快適に過ごしていただくこと。
働く人が清潔で安全、そして何より業務に安心して集中できる快適な環境を作ること。アイエンスのシステムは、まさにそんな「見えない場所からのスマートな貢献」として、お客様を足元から支えています。