漢方薬特有の「強い臭気」と「濃厚廃液」という高いハードル
高取工場ではカコナールなどの有名な漢方薬を製造されていますね。漢方薬の製造の排水はどういった特長がありますか?
漢方薬の製造過程で出る「濃厚廃液」は、非常に濃厚で処理が難しいとされています。さらに、漢方薬独特の強い臭いも大きな課題でした。
現場に合わせた柔軟なカスタマイズ:2段階の処理プロセス
そのような難度の高い排水に対して、どのような設備構成をとっているの一連の流れを教えてください。
非常に負荷が高い濃厚廃液を、まず2つの専用タンクで「前処理」します。その後、工場から出てくる別の一般排水と混ぜ合わせてから、次の段階へと進めていきます。
処理槽内では、アクアブラスターが勢いよく排水を撹拌していますね。実際の処理水を見せていただくと、底が見えるほど非常にクリアに澄んでいるのが分かります。
はい。このように現場の排水の性質や負荷に応じて、最適な形へ柔軟にカスタマイズしてもらえる点がアイエンスさんの大きな特長だと感じています。
導入後、処理期間が14日間から7日間へ半減し、処理効率が劇的に変化
実際にアクアブラスターを導入してみて、どのような実感を抱かれていますか?
いや、本当に「劇的に変わったな」というのが率直な感想ですね。水が驚くほど綺麗になっているのはもちろんですが、以前は工場の外まで漏れ出てしまっていた泡がしっかりと抑えられていますので、非常に助かっています。
さらに驚いたのが処理スピードです。従来はひとつの処理工程を完了させるまでに14日間もかかっていたものが、導入後は約半分の「7日間」で処理できるようになりました。
処理期間が半分に短縮されるというのは、工場稼働の効率化という意味でも画期的な成果ですね。
【地域に溶け込む工場へ】排水処理と排ガス装置で目指す地域社会への貢献
今回、排水処理だけでなく「排ガス処理装置」も合わせて導入されたと伺いました。
はい。排水と同様に、漢方製造時の臭いが外に拡散してしまい、ご近所の方々にご迷惑になってしまうことは絶対に避けたいと考えていました。そうした周辺環境への配慮・臭気対策として、アイエンスさんの排ガス処理装置をあわせて導入しました。
私たちは「地域社会に貢献する」ということをモットーにしております。この高取の地に私たちの会社があるということを、自信を持って地域にアピールしていきたいですね。
お客様と地域社会に喜ばれる排水処理設備・排ガス処理設備へ
最大の成果として、従来は14日間かかっていた排水処理期間をわずか「7日間」へと半減させ、工場運営の劇的な効率化を達成に加え、排ガス処理装置も導入したことで、お客様の工場の排水処理問題だけでなく、新生薬品工業様のモットーである「地域社会への貢献と調和」をスマートに実現しました。