排水処理施設における省エネ
散気管・アクアブラスターによる排水処理実績での費用削減率について
アクアブラスターを納入した排水処理施設での費用削減率は、汚泥(活性汚泥)20~40%減、電気代10~30%減、薬剤費30〜100%減、人件費50〜100%減を達成。これはお客様から頂戴した定量的データに基づいく根拠のある数字です。費用削減に加え、加圧浮上装置の撤廃や近隣からの苦情がなくなるなど多くの効果がありました。
排水処理施設改造工事における償却年数のめやすは2〜3年
改造投資額は約500~5000万円で、おおよその償却年数は2~3年です。(生物処理の難度によって異なります)さらに、アイエンスは硫化水素発生ゼロ保証。食品関連工場で悪臭が発生している場合、その工場の清潔感や生産体制、最終的には計画性までバイヤーに判断されることとなり、コンプライアンスの厳しい昨今、売上を左右する重要な要素となります。
散気管・アクアブラスター納入での改善事例について
食品コンビナート排水処理場では、処理効率が1.53倍にアップ・産廃排出汚泥がゼロ・ノーメンテでの運転などを実現。その他事例でも年間800〜1000万円近くの電力・汚泥などの削減を実現しています。大手スーパー惣菜セントラルキッチンでは『夢のような排水処理設備』 と評価いただき、新工場の処理設備はアイエンスが特命受注いたしました。
これまでの排水処理設計で空気量不足となってしまう原因
空気量が不足すると、硫化水素や余剰汚泥が発生し排水処理施設が『臭う』ようになります。この原因は、BOD500mg/Lまでの処理を基準とした下水道事業団の計算式をそのまま使用しており、排水の種類や生物処理の難易度に関わらず画一的な設計を行っているためです。アイエンスでは、事前に調査・試験を行い、その排水に応じた空気量や水槽容積を過去の計算式にこだわることなく、アイエンスの新定義を用いて設計しています。
アイエンスの新定義で必要な空気量と設計概念
空気量不足の場合、ブドウ糖をATP2個にしか転換できず処理不良を起こしますが、空気量が十分足りているとブドウ糖1個をATP38個に転換することができ、処理に約20倍の差が生まれます。アイエンスでは溶存酸素を1mg/Lと定義付け、一番処理効率の良いゾーンを狙って間欠運転させ、余裕をもった設計で省エネ運転を実現します。