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汚泥減容とは?汚泥減容の2つ効果も紹介

「散気管」や「汚泥減容」といった言葉を聞いたことがありますか。製造業界に携わっている方なら、ご存じかもしれませんが、一般的にはあまり馴染みのない言葉でしょう。

しかし、散気管は私たちが生活するためには欠かせない設備のひとつです。

今回は、散気管と汚泥減容の概要についてまとめています。知識がないという方でも読みやすい内容となっているので、この機会にぜひご覧ください。

散気管とは

まず、散気管とは何かについてお伝えします。人気のある製品も紹介するので、散気管の導入を検討している方にとって有益な内容です。

水を浄化するために空気を出す管

散気管は、食品加工の工場や機械製造の工場など、さまざまな現場で利用されています。とりわけ、汚水を発生させる製造業界とは切り離すことのできない設備です。

製造や加工の過程で発生した汚水をそのまま流すことは禁止されています。汚水はいったん浄化槽に貯蔵し、浄化したうえで排水する必要があるためです。1960年代の高度経済成長期には深刻な公害が問題になりました。その背景からも、環境に配慮した対応が求められています。

散気管には、空気を送り出すポンプが付いています。そのポンプから浄化槽あるいは水槽に圧縮空気が放出され、水を浄化するシステムです。

金魚を飼うときに使う泡がぶくぶくと立ち上る装置を見かけたことはありませんか。あれは、金魚がエラ呼吸をするために必要な酸素を水中に溶かすための装置です。構造は同じで、工場に設置されているものは、規模が大きくなり機能が良くなっているものだと想像してください。

アクアブラスターが人気

水処理概念を変えたエアレーション散気管アクアブラスター
水処理概念を変えたエアレーション散気管
アクアブラスター

特殊散気管として人気なのが、「アクアブラスター」です。高機能な新しいタイプの排水処理方法で、通常よりも多いエアーを送り込むことで水をしっかり浄化させます。その2つの特徴をそれぞれ解説しましょう。

酸素溶解力が高い

まず、他社製品と比較して高いレベルの酸素溶解力を持っています。一般的な製品より送り込むエアーが多く、微細気流を発生させ、水中に十分な酸素を供給することに成功しました。

省エネ効果がある

次に、電気代にも注目しましょう。圧力損失がないため、メンブレン式ディフューザーと比較して、消費電力が下がります。

その結果、電気代が下がり、省エネ効果があるというわけです。大きな工場であれば、散気管が消費する電気代も気になるでしょう。ランニングコストを考えると、アクラブラスターに変えるほうがお得かもしれません。

ほかにも、油分やスラッジを微生物が捕食しやすい大きさまで粉砕するので汚泥が軽減されます。さて、ここで出てきた汚泥についてはこれからより詳しく解説していきます。

汚泥減容とは

メーカーや工業系会社に勤めていないと、そもそも「汚泥」という言葉は聞き慣れていないかもしれません。

汚泥にはさまざまな種類があり、工場排水の処理後に残るものや製造・加工の過程で発生するものなどがあります。有機性のものも無機性のものもすべてを含み、泥状の物質です。

環境保全のためには、適切な処理をしなければいけません。そこで必要なのが「汚泥減容」です。

下水処理場で発生する汚泥を減らすこと

汚泥減容とは、主に工場や下水処理場などで発生する汚泥の容積を減少させることをいいます。排水処理から出る汚泥は、日本国内の産業廃棄物の2〜3割を占めているほどです。

環境のことを配慮すると、大量の産業廃棄物を出してはいけません。容積を減少させなければいけない理由がわかりますね。

汚泥減容の事例

具体的には、硫化水素が発生して処理不良が起こっている排水処理施設に散気管を設置し、硫化水素をなくして汚泥の減容化をおこなった事例があります。

大量の油分が消滅し、これまで発生していた硫化水素がゼロになりました。良質な水質が保たれ、環境への影響が少なくなります。

水質に関しては専門の測定器を使って数値を出します。散気管の使用前と使用後を比較すると、データ差は一目瞭然となりました。

安価で減容しよう

汚泥減容は1回おこなえばよいというものではなく、継続する必要があります。中には、汚泥を処理するのに負担が増えて、コストがどんどん上がっているという現場もあるでしょう。

たしかに散気管の導入にも費用はかかりますが、長期的な視点でみるとランニングコストは安く済むことが多いです。特に、性能が良い散気管は、省エネ効果が期待できます。なるべく安価で汚泥減容をおこなえる仕組みを確立しましょう。

汚泥減容事例

まとめ

今回は、散気管や汚泥減容の概要についてまとめました。あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、私たちが生活するなかで深く関わってくるものです。

環境保全は、高度経済成長期に経験したような公害問題を繰り返さないためにも、協力して向き合うべき課題です。無理なく継続して水を浄化するためには、機能性に優れた散気管を導入しましょう。

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