気泡サイズについて

先日10月6日にNHKのクローズアップ現代で「小さな泡が世界を変える」という番組が放映されていましたが、そのせいか散気管 アクアブラスターで発生する気泡径を聞かれることが多くなりました。

そこで、すぐにお答えできるようにブログに記載しておきたいと思います。

結論から申し上げますと、その番組でもウルトラファインバブルを「水の中で浮かない気泡」としていましたが、まずは下記URLより『散気管 アクアブラスターによるエアレーション動画』でご確認ください。

https://www.aience.co.jp/movie/

動画でも確認できますように、両サイドの気泡は煙状で下へ下へと沈んでいきます。もちろん、下降流が発生していることもありますが、下降流があっても大きな気泡は浮いてしまいますよね。

これまでに滋賀県立大学や産総研に気泡径の計測依頼を行いましたが、いずれも「気泡が沈んでいるのだから計測する必要はありませんよ!」と仰って頂きました。その時の計測技術は、20μまでしか計測できませんでしたが、酸素濃度や溶解率から、それ以下の気泡が発生していることは容易に判断できるとも仰ってました。

また、バブルが弾けているのかアクアブラスター内の衝撃でそうなっているのかは分かりませんが、酸化還元電位が数分で+3桁から+1桁になることは、これまでのほとんどの実験で証明されています。

そのことから、わずかながらでも電気作用が生まれているとも思われますので、共有結合やイオン結合までは切れなくても、水素結合などはほどいてしまう可能性があるということです。

しかしながら、私個人と致しましては、まったく気泡径にこだわってはいません。何故なら、アクアブラスターの主目的は、「小さな気泡を発生させることではなく排水を処理すること。」だからです。

先日10月6日の日も、6月から稼働している鶏肉加工工場の排水処理場を数社の方にご見学いただきましたが、新工場の節水率がよく、排水量70t/日設計のところ、35t/日になっており、処理が出来過ぎていると工場長からお聞きしました。

鶏肉加工工場ですから、原水濃度はお察しがつくかと思いますが、約3日曝気槽滞留で・・・BOD:12mg/L・ S S:17mg/L ・ n-hex:1mg/L以下にまで処理が進んでいます。もちろん活性汚泥処理ではなくアクアブラスター曝気だけの処理で下水放流ですので、沈殿槽はありませんが、上記項目だけで申しますと、あと少しで瀬戸内放流ができる値にまで処理が進んでいます。(現実問題としては窒素とリンがオーバーしますが…)

従いまして、下水道放流値がSS:300mg/L以下であることから、SSスクリーンで固液分離されたし渣物除去は必要ですが、汚泥の処理はまったく必要ありません。(弊社設備で下水放流の現場は、いずれも汚泥処理は行われておりません。)

また、活性汚泥処理現場に納入した結果も同じく動画ページの「食品コンビナートの総合排水処理場」でご覧いただけましたら幸いです。現状の問題解決の糸口になるかも知れません。

以上、今日は少し理屈っぽくなりましたが、難しく考えず、アクアブラスターで排水処理を単純にしていきましょう!

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