脱臭事業を始めたきっかけ その2

焼肉店に脱臭装置を納入させていただいて、約3か月ほど経過した頃でしょうか?朝日新聞の記者から電話があり、何処で聞きつけたのか「焼肉店の脱臭機について取材をさせてほしい」と取材申し込みがあったのです。

正直、当時38歳の私は、取材申し込みなんて初めての経験だったので、ちょっと舞い上がって喜んでお受けしました。

少しして、なんとそれが朝日新聞の全国版の欄に掲載されたのです。本当に売り上げもなく、資本金を食いつぶしている時期だったので、本当に希望を感じさせる明るいニュースでした。
そして、次にその記事を読んだ毎日放送の女性記者からも取材申し込みがありました。新聞の次はテレビ!とまたもや舞い上がって取材をお受けしたのですが、焼肉店の店主がテレビの取材には、いい顔をされませんでした。

と言いますのも、テレビはテレビでもニュース番組の取材で、ニュースの場合にはウソがあると詐称罪に問われるらしく、本当に問題解決されているのか周辺住民に聞き込み調査を行わなければならないと言うのです。

しかし、なるほどと思いました。その当時、道頓堀や大阪城の堀を納豆菌できれいにすると言って、堀からくみ上げた水に凝集剤を放り込んで、「ほらきれいになったでしょ!」と自慢げに話すオバちゃんを見ましたが、「凝集剤で道頓堀や大阪城の堀がきれいになるわけないやん!汚泥が沈殿するだけやん!」と思ったことがありましたが、確かにそれは、お昼のバラエティ番組でした。
それでも、テレビ局の押しが強く、直接店主から何とか許可を得たらしく、数回の制作会議もパスして、MBS「Voice」というニュース番組で6分間の特集でオンエアされました。

その反響は、さすがテレビですね。ちょっと間は、かなりの電話がかかってきました。
そして、その次は日本経済新聞からの取材と各メディアで報道していただけるようになりました。
焼肉店出店拒否の看板  どちらも不幸なこのような問題を解決していきたいです!

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スラッジイーター, 排ガス処理システム