バイオについて その2

さぼりさぼりのブログにも関わらず、結構たくさんの方にご覧いただき、本当に有難うございます。

先日、排水処理設備(除外設備)の申請を行うため、アクアブラスターの排水処理方法の説明に、エンドユーザーさんと某役所さんに行ってまいりました。
ひと通り排水処理のしくみをお話しさせていただきましたが、納入実績が多いことと、硫化水素が発生しないことに非常に興味を示され、「アクアブラスターとバイオだけで(下水道放流までの)処理ができるなど、にわかには信じることが難しいけど、これだけ著名な会社にこれほど多くの設備が入っており、成果もでているので認めざるを得ない。」とおっしゃっていただきました。
そして、最後に、「このバイオは特殊なものですか?」と尋ねられましたが、私がすぐさま、「いいえ!特殊なバイオではありません。正直なところ、バチルス属など通常の浄化菌がいれば大丈夫です。」と答えさせていただきますと、「そうですか!それで余計に安心しました。」とご返答されました。
結局、これまで排水処理ができなかった業者の常套句が、『特殊なバイオ』だったようです。
さらに「あくまでもバイオの種類ではなく、『バイオが好気呼吸の代謝を行っているかどうか』ということが重要なのです」と申しますと、さすがにかなりお詳しい担当者さんのようで、「よくわかりました。これで計画を進めてください。」とGOをかけてくださいました。
アイエンスを立ち上げて10年。これまで辛いことがたくさんありましたが、ようやくアクアブラスターの排水処理が日の目をみるときが近づいてきたのかもです。
この技術は、ブロワさえ回しておけば、あとは自動でバイオを供給していくだけの設備なので、電気さえ確保できれば、メンテナンスが苦手な海外では非常に役に立てるのではないかと考えています。

排水処理システム