調整槽での容積負荷

昨日、1500tの調整槽にアクアブラスターを納入させて頂いたお客様とお話しさせて頂きました。

導入後1年9か月経過した現在、調整槽での滞留時間が6時間に満たないにも関わらず、容積負荷で、1.9~2.0kg・BOD/日の処理ができているとお話しして下さいました。

風量は、水槽1㎥あたり、45L/min(H.W.L時)です。

訪れた某大手水処理メーカーさんにそのを話されたところ「信じられない」と驚かれていたそうです。

実際に、その他のお弁当工場では、担体も使用せず、アクアブラスターだけで、2.6kg・BOD/日処理しておりますので、不思議ではないのですが、6時間足らずでそこまで処理が進んでいるという事は、うれしいお話しでした。

工業団地総合排水処理場 曝気槽
散気管 アクアブラスター, 排水処理システム |

デオブラスターデモ機

デオブラスター デモ機

脱臭装置『デオブラスター』のデモ機が完成しております。

ブロワで排ガスを引っ張って、ポリドラムの中のアクアブラスターに送る簡単なしくみのものです。

この日は、むせ返るような酢酸臭を見事に無臭と言っても過言ではないほど捕捉することができ、お客さんも「臭いがちゃんと入ってきてないんじゃないの?」と疑われるほどでした。

そこで、途中の逃がしバルブを開いてみると、強烈な臭いが出てきましたので、慌ててバルブを閉められて「この臭いがこんなに取れるの?」と驚いておられました。

デオブラスターは、現在では、少風量しか難しい事と、装置手前にファンを設けなければならないので、ファンの汚染が問題となりますが、捕捉効率はデオライザーを上回ります。

海産物の加工や飼料工場など、激烈な臭気が発生する場所で、その機械ごとに取付けて頂くことをコンセプトに開発致しました。

アイエンスの自慢の一品。どうぞ、お試しください。

デオブラスター, 排ガス処理システム |

アクアブラスター納入現場の見学会

納入現場の見学会

先月の末に、アクアブラスターを納入させて頂いている神戸市の某食品工業団地の排水処理を一手に請けていらっしゃるユーティリティ専門のお客様の現場で、見学会を行わせていただきました。

その際には、日本の著名なエンジニアリング会社様とその商社様、異国のタイからは、公共設備を計画されている大学教授とエンジニアリング会社の博士2名をお招きし総勢10名、アクアブラスターの効果をお客様の運転管理者の方のご説明でご覧いただきました。

処理場のスペックと致しましては、排水量6,000~8,000m3/日でBODが、500~600㎎/Lの処理設備です。

その現場に、2012年11月、1500m3の調整槽にアクアブラスター94本を硫化水素防止と前処理を目的に納入させて頂きました。(空気量:45L/min/m3

事前に実験機で調整槽の滞留時間に合わせて、6時間の実証実験を行ったところ硫化水素がなくなり、BODのカット率が89%になることが判明致しました。

その結果を経て、導入の運びとなったのですが、実設備においても硫化水素はまったく影を潜め、BODのカット率も実験機同様に89%を達成することができました。

そして、1年8か月の連続運転を経て、皆さまにご覧いただいたのですが、運転管理者様から、私も聞かされていなかった、「硫化水素はもちろんのこと、汚泥の量が顕著に削減できている。」と喜びの言葉を頂戴し、皆さんも非常に驚いておられましたが、私もお役に立てて本当に嬉しく思いました。

その後、16年前に設備改造をさせて頂いて今に至る、ホテルオークラ神戸さんの排水処理設備もご覧いただきましたが、そこでも皆様にご納得して頂ける有意義な見学会となりました。

散気管 アクアブラスター, 排水処理システム |

タイで、脱臭装置 スクラバー バイオデオライザーの2期工事が終了

脱臭装置 スクラバー バイオデオライザー 2期工事

あまりにも長期間、ブログをサボっておりましたが、久し振りに更新させていただきます。

タイの自動車及び自動2輪のエンジンパーツなどの鋳造工場の排ガス脱臭装置の回収が完了し、終了を迎えました。

1期工事の脱臭性能を気に入っていただいた上での2期工事受注でしたので、タイの方にも認めた頂けたという嬉しさが一入でした。

従来もスクラバーを使っておられただけに、水膜で捕捉する『デオライザー』の捕集効率がご理解いただけたものと思っております。

しかし、これに奢ることなく、さらに技術を向上させ、低価格化を進めていきたいと考えております。

製品紹介, スクラバー デオライザー, 排ガス処理システム |

鋳造排ガス脱臭設備

大変永らくご無沙汰いたしておりました。

いつも応援してくださっている皆様方、申し訳ございませんでした。お蔭様で目の回る忙しさで、どうしても筆(キーボード?)が進みませんでした。m_ _m

現在、月に1回のペースで東南アジアに渡航しておりますが、自動二輪のメーカーさんに
納めさせていただいた、鋳造排ガス処理用脱臭機が無事に稼働し始めました。

鋳造排ガス脱臭設備
排ガス処理システム |

流動床とアクアブラスターの相性

少し前になりますが、クラレ社製のクラゲールという流動床が、アクアブラスターでどう遊動するのか?
また、アクアブラスター内部で傷がつかないのか?という実験を行いました。

アクアブラスター 運転前の状態

運転前の状態です。
160ℓの水にクラゲールを20ℓ投入して、送風ブロワを稼働させました。

送風ブロワを稼働

稼働して30秒も経たないうちに、底に沈んでいたすべてのクラゲールを吸い上げて、写真のように均一にきれいに遊動させることが確認されました。
そして、2週間連続稼働させた後の気になるクラゲールの損傷程度ですが、検査の結果、損傷率0.044%と、ほとんど傷がついていないことが判明いたしました。
これで、さらに1㎥当りの処理量、すなわち容積負荷を上げることができると確信致しております。

散気管 アクアブラスター, 排水処理システム |

タイに来ておりました。

月曜日の雪山から急転直下といいますか、火曜日から灼熱のタイに入っておりました。
氷点下の地から最高気温36℃と、40℃近い気温差ですが、寒いところから暑いところへの移動は、まったく問題ないですね!
これから帰国ですが、日本の寒さを思うと帰りたくなくなります。

スワンナプーム

上の写真は、スワンナプームというタイが世界に誇る空港です。
ただ、遊びに来ているわけでなく、仕事で来ております。
美しくない写真で恐縮ですが、下の写真がその証拠写真です。

脱臭機の中の写真

ほんの数時間、試運転で稼働させた際の脱臭機の中の写真です。
お客様の許可を頂戴していないので、全体写真をお見せすることができず、残念ですが、お蔭様で、このようにしっかり臭気物質を捕捉することに成功しております。
それでは、これから搭乗口に向かいます。

その他 |

心から感謝です!

昨年末に、600㎥もある調整槽に、アクアブラスターを100本近くお納めさせていただきました。

理解ある、担当者さんと代理店さんで、当初考えておられたブロワ容量が予想よりも大きく、電気代が嵩むことも、社内的に苦しい判断だったと思いますが、私の拙い設計通りに導入してくださいました。

つい先日、運転開始して1カ月が過ぎようとしていたので、「水処理の具合はいかがですか?」とお尋ねしますと、非常に沈着冷静な担当者さんが、『絶好調です!!』 とお答えくださいました。
私は、本当に嬉しくて、久しぶりに身震いするような感動を覚えました。
また、大手企業のエンジニアリング会社さんからも、自社の設計する排水処理設備にアクアブラスターを採用したいから、是非来て欲しいと呼んでいただけました。事業開始当初は、「散気管や空気量で排水処理が変わることはない!」 と馬鹿にされることしきりでしたが、『ここまで頑張ってきて、ほんまによかったなぁ・・・』 としみじみお使いいただける有り難さを噛み締めました。

これに驕り高ぶることなく、今後も地道に底辺を歩いて行こうと思っておりますので、皆さま、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

散気管 アクアブラスター, 排水処理システム |

理解してくださっている!! 本当にありがたいことです。

最近、このブログを綴ってきて、本当に良かったなと思うことしきりです。
と申しますのも、アイエンス製品及びその技術を非常に深く理解して下さる方が確実に増えてきているからです。
数年前までは、
「眉唾だ!」「空気量を増やすだけとは信じられない!」、ひどい場合には、「俺を舐めてんのか!」
と罵倒されたこともありました。
ところが、最近になって、ブログを読んでこれまでの概念を考え直すことができた、とか、排水処理の常識と言われていることに疑問を持っていたが、やはり間違いと判ってすっきりしたとか、特に現場で大変苦労された方からは、高い評価を頂戴致しております。本当に有り難いことです。
ただ、もちろん今でも、「BODがこれだけだから、酸素量はこれだけでいい」とか、下水道事業団の設計指針、机上の論理の呪縛から抜け出せない方も多くいらっしゃいます。
しかし、私は、決してそれを否定するつもりはありません。その方にも諸事情や責任がありますから、どうしても冒険ができない理由も、サラリーマン生活を12年送ってきた私には、よく理解できます。
私でも実際にその立場なら、失敗したときには、
『与えられた下水道事業団の指針通りに空気量を設計しています。私の責任ではありません。』

と答えるかもしれません。
勘違いしないで戴きたいのは、その下水道事業団の計算式が間違っているのではなく、下水道と、例えば厨房排水など、入ってくる負荷量がまったく異なっているので

『その計算式は使えない』ということなのです。
前にも書いたと思うのですが、これまでアイエンスにチャンスが与えられたのは、

『他メーカーさんが設計した、上手くいっていない現場の直し』

しかなかったのです。
上手くいっていない現場のほとんどが、下水道事業団の設計指針の必要酸素量を求める計算式を使用していました。
下団の計算式でいきますと、排水1あたりに20~25/分の空気量となることが多いのですが、そのエア量の場合、厨房排水では腐敗が進行し硫化水素が発生してしまいます。
それを修正するには、最低でも排水1あたりに45/分の空気量が必要だったのです。(本来なら、60/分以上欲しいところです。)
「だったら、倍の空気量がいるじゃないか!!」、「電気代が倍になる!!」

と声が聞こえてきますが、ご安心ください。
アクアブラスターは、従来の円盤型ディフーザーと比較すると、圧力損失がほぼゼロなので、電気消費量が約半分となり、
ブロワ風量を2倍にアップさせても電気代は、ほとんど変わらないのです。

文章が、ジャパネットタカタ調になってまいりましたが、分割、金利手数料負担はやっておりませんので・・・ (汗)
そして、重ね重ねですが、
「水処理装置の設計は、足し算ではなく引き算ができるように設計する。」

ということに尽きます。
空気量が足らないのは、どうしようもありませんが、空気量が多ければ、インバータ制御、間欠運転と引き算は、いくらでも方法があるのです。
車のエンジン回転数を常にレッドゾーン域で走らせる人はいない。
のに、排水処理設計だけは、カツカツで設計される方を何人か見てきましたが、必ずと言っていいほど失敗されています。


偉そうなことを並び立てましたが、どうか皆さまお許し下さい。
水処理が上手くいかなければ、売り手も買い手も眠れないほど悩んでしまうのが水処理です。
そうした不幸な事柄を発生させないよう願って止まないからなのです。
疑問、質問、または、お怒りの声でも結構ですので、ホームページの問い合わせ欄、お電話など遠慮なくご連絡いただければと存じます。
文末までお読みいただき、誠にありがとうございました。

散気管 アクアブラスター, 排水処理システム |

2013新製品 第2弾

早いもので、もう2月に入ってしまいました。
何故か月が替わると、漠然と不安になってしまいます。
やり残したことはないのかな?翌月の固定経費大丈夫かな?などなど、経営者は同じような悩みや葛藤に駆られていることと思います。
まあ、そんなことばかり考えていても仕方ないので、ひたすら前だけを見て前進あるのみです。
そこで、ジャ~ン!2013年新製品第2弾のご紹介です。
新製品と申しましても、昨年6月16日に「デオブラスター登場」とブログでも発表させていただいておりまして、それから3台出荷されているのですが、いずれも問題なく稼働しており、お客様の評判も上々ということで、大々的に販売していこうということになりました。

デオブラスター

上記のようなイメージ図も完成し、販売価格もようやく決定しましたので、新規パンフレットを作成いたしました。
詳しくは、お手間ですが、ホームページをご参照ください。
構造上、少風量しか処理できないのですが、堆肥や魚の加工など、強烈な臭気や粉塵には、もってこいの製品です。
自信を持ってお勧めできる製品に仕上がりましたので、是非ともお試しいただければと存じます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

デオブラスター, 排ガス処理システム |