タイに来ておりました。

月曜日の雪山から急転直下といいますか、火曜日から灼熱のタイに入っておりました。
氷点下の地から最高気温36℃と、40℃近い気温差ですが、寒いところから暑いところへの移動は、まったく問題ないですね!
これから帰国ですが、日本の寒さを思うと帰りたくなくなります。

スワンナプーム

上の写真は、スワンナプームというタイが世界に誇る空港です。
ただ、遊びに来ているわけでなく、仕事で来ております。
美しくない写真で恐縮ですが、下の写真がその証拠写真です。

脱臭機の中の写真

ほんの数時間、試運転で稼働させた際の脱臭機の中の写真です。
お客様の許可を頂戴していないので、全体写真をお見せすることができず、残念ですが、お蔭様で、このようにしっかり臭気物質を捕捉することに成功しております。
それでは、これから搭乗口に向かいます。

その他 |

心から感謝です!

昨年末に、600㎥もある調整槽に、アクアブラスターを100本近くお納めさせていただきました。

理解ある、担当者さんと代理店さんで、当初考えておられたブロワ容量が予想よりも大きく、電気代が嵩むことも、社内的に苦しい判断だったと思いますが、私の拙い設計通りに導入してくださいました。

つい先日、運転開始して1カ月が過ぎようとしていたので、「水処理の具合はいかがですか?」とお尋ねしますと、非常に沈着冷静な担当者さんが、『絶好調です!!』 とお答えくださいました。
私は、本当に嬉しくて、久しぶりに身震いするような感動を覚えました。
また、大手企業のエンジニアリング会社さんからも、自社の設計する排水処理設備にアクアブラスターを採用したいから、是非来て欲しいと呼んでいただけました。事業開始当初は、「散気管や空気量で排水処理が変わることはない!」 と馬鹿にされることしきりでしたが、『ここまで頑張ってきて、ほんまによかったなぁ・・・』 としみじみお使いいただける有り難さを噛み締めました。

これに驕り高ぶることなく、今後も地道に底辺を歩いて行こうと思っておりますので、皆さま、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

散気管 アクアブラスター, 排水処理システム |

理解してくださっている!! 本当にありがたいことです。

最近、このブログを綴ってきて、本当に良かったなと思うことしきりです。
と申しますのも、アイエンス製品及びその技術を非常に深く理解して下さる方が確実に増えてきているからです。
数年前までは、
「眉唾だ!」「空気量を増やすだけとは信じられない!」、ひどい場合には、「俺を舐めてんのか!」
と罵倒されたこともありました。
ところが、最近になって、ブログを読んでこれまでの概念を考え直すことができた、とか、排水処理の常識と言われていることに疑問を持っていたが、やはり間違いと判ってすっきりしたとか、特に現場で大変苦労された方からは、高い評価を頂戴致しております。本当に有り難いことです。
ただ、もちろん今でも、「BODがこれだけだから、酸素量はこれだけでいい」とか、下水道事業団の設計指針、机上の論理の呪縛から抜け出せない方も多くいらっしゃいます。
しかし、私は、決してそれを否定するつもりはありません。その方にも諸事情や責任がありますから、どうしても冒険ができない理由も、サラリーマン生活を12年送ってきた私には、よく理解できます。
私でも実際にその立場なら、失敗したときには、
『与えられた下水道事業団の指針通りに空気量を設計しています。私の責任ではありません。』

と答えるかもしれません。
勘違いしないで戴きたいのは、その下水道事業団の計算式が間違っているのではなく、下水道と、例えば厨房排水など、入ってくる負荷量がまったく異なっているので

『その計算式は使えない』ということなのです。
前にも書いたと思うのですが、これまでアイエンスにチャンスが与えられたのは、

『他メーカーさんが設計した、上手くいっていない現場の直し』

しかなかったのです。
上手くいっていない現場のほとんどが、下水道事業団の設計指針の必要酸素量を求める計算式を使用していました。
下団の計算式でいきますと、排水1あたりに20~25/分の空気量となることが多いのですが、そのエア量の場合、厨房排水では腐敗が進行し硫化水素が発生してしまいます。
それを修正するには、最低でも排水1あたりに45/分の空気量が必要だったのです。(本来なら、60/分以上欲しいところです。)
「だったら、倍の空気量がいるじゃないか!!」、「電気代が倍になる!!」

と声が聞こえてきますが、ご安心ください。
アクアブラスターは、従来の円盤型ディフーザーと比較すると、圧力損失がほぼゼロなので、電気消費量が約半分となり、
ブロワ風量を2倍にアップさせても電気代は、ほとんど変わらないのです。

文章が、ジャパネットタカタ調になってまいりましたが、分割、金利手数料負担はやっておりませんので・・・ (汗)
そして、重ね重ねですが、
「水処理装置の設計は、足し算ではなく引き算ができるように設計する。」

ということに尽きます。
空気量が足らないのは、どうしようもありませんが、空気量が多ければ、インバータ制御、間欠運転と引き算は、いくらでも方法があるのです。
車のエンジン回転数を常にレッドゾーン域で走らせる人はいない。
のに、排水処理設計だけは、カツカツで設計される方を何人か見てきましたが、必ずと言っていいほど失敗されています。


偉そうなことを並び立てましたが、どうか皆さまお許し下さい。
水処理が上手くいかなければ、売り手も買い手も眠れないほど悩んでしまうのが水処理です。
そうした不幸な事柄を発生させないよう願って止まないからなのです。
疑問、質問、または、お怒りの声でも結構ですので、ホームページの問い合わせ欄、お電話など遠慮なくご連絡いただければと存じます。
文末までお読みいただき、誠にありがとうございました。

散気管 アクアブラスター, 排水処理システム |

2013新製品 第2弾

早いもので、もう2月に入ってしまいました。
何故か月が替わると、漠然と不安になってしまいます。
やり残したことはないのかな?翌月の固定経費大丈夫かな?などなど、経営者は同じような悩みや葛藤に駆られていることと思います。
まあ、そんなことばかり考えていても仕方ないので、ひたすら前だけを見て前進あるのみです。
そこで、ジャ~ン!2013年新製品第2弾のご紹介です。
新製品と申しましても、昨年6月16日に「デオブラスター登場」とブログでも発表させていただいておりまして、それから3台出荷されているのですが、いずれも問題なく稼働しており、お客様の評判も上々ということで、大々的に販売していこうということになりました。

デオブラスター

上記のようなイメージ図も完成し、販売価格もようやく決定しましたので、新規パンフレットを作成いたしました。
詳しくは、お手間ですが、ホームページをご参照ください。
構造上、少風量しか処理できないのですが、堆肥や魚の加工など、強烈な臭気や粉塵には、もってこいの製品です。
自信を持ってお勧めできる製品に仕上がりましたので、是非ともお試しいただければと存じます。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

デオブラスター, 排ガス処理システム |

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
昨年は、皆さま方に色々と本当にお世話になりまして、誠にありがとうございました。心より、感謝申し上げます。

また、本年も精一杯努力し、新技術を開発したいと思いますので、ご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

早速ではございますが、今年の目玉製品第1弾をご紹介致します。

ブラスタータンク

上記のイラストは、タンク内にアクアブラスターを搭載してシステム化した、『ブラスタータンク』です。このブラスタータンクは、新設だけでなく、処理不良の現場や加圧浮上装置の代わりまでこなせる製品です。これまで、ユニットタンクとして販売してきたのですが、昨年末に某流動担体メーカーさんの担体が上手く回るかどうか、担体に傷がつかないのかどうかを確かめる実験を行いました。

アクアブラスターは、水槽底部の水を吸い上げるため、担体が底に残らずムラなく均等に撹拌できることが確認され、担体の破損率も0.044%と、まったく問題ないことが判明いたしました。

本製品は、そのような流動担体を投入し容積負荷を高めることを前提として、日本国内はもちろんのこと、昨年は東南アジアでの製造体制も確立したため、東南アジアエリアでの販売も視野に入れております。できる限り、安価な金額でご提供させていただきたいと考えておりますので、是非ともよろしくお願い申し上げます。

ブラスタータンク, その他 |

脱臭機(PVC製)の入れ替え工事


年中で一番暑いと解っていながら、本当に暑い日が続きますね~(_ _;)
皆様、どうお過ごしでしょうか?

熱中症にならないように、十分お気をつけください!

PVC製の脱臭機

さて、いきなり写真を掲載致しましたが、PVC製の脱臭機を滋賀県のお客様に納品させていただきました。ステンレス製だけでなく、実はPVC製の脱臭機も製作できるんです!また、活性炭フィルターのケーシングも一緒に設置致しましたので、ご覧ください。

活性炭フィルターのケーシング
散気管 アクアブラスター, 排ガス処理システム |

少風量・高濃度排ガス 集塵・脱臭装置『デオブラスター』 登場!!

梅雨らしい空模様になってきましたね!
体調など崩されておられませんでしょうか?
2週間ぶりに休みが取れましたので、最近、少し体重オーバー気味の私は、久しぶりに愛車のトレック7.3FX(クロスバイク)で、30~40㎞のチャリトレを敢行しようと思っておりましたが、この雨では、さらにお腹周りに肉をつけてしまいそうです・・・
それは、さておき・・・
ついに待望?の、少風量・高濃度排ガス処理装置が完成いたしました!

デオブラスター

写真の機種は、処理風量こそ6.0m3/minですが、高濃度で粉じん混じりの排ガスも確実に気液接触させることが可能です。
なぜ、確実な気液接触が行えるかと言いますと・・・

内部にアクアブラスター設置

そうなんです!内部にアクアブラスターが設置されており、その中を排ガスが通り抜けるので、もれなく必ず気液接触が行われるのです。
用途と致しましては、
① 堆肥処理機などの強い臭気の排ガス処理
② 魚粉製品など、粉じんも混入する強烈な臭気の排ガス処理
③ 各種乾燥炉排ガスの処理

などなど、「少風量ではあるが、高濃度の強い臭気の排ガスが発生する」場所の1次処理には、もってこいの製品です。
販売価格も非常にリーズナブルに抑えましたので、販売代理店様にお尋ねください。
装置内容としましては、アクアブラスター内臓本体タンクと、排ガス吸引用のリングブロワだけの非常にシンプルな装置なのですが、オプションといたしまして、
① PHコントロールユニットと薬注ユニット
② 電極式レベルセンサー
③ ブロワ防音ボックス
をご用意させていただきました。
ネーミングは、デオライザーとアクアブラスターを足して、『デオブラスター』 とまことに安易なネーミングではありますが、まだパンフレットも校正中でありますので、皆さんいい名前がありましたら、名付け親になってくださいませ!!


デオブラスター フルスペック設置

上の写真が、フルスペックの装置ですが、設置スペースは、たたみ1畳半ほどで収まっております。
以上、よろしくお願い申し上げます。

News, デオブラスター |

排水処理の打率

普通ならば、排水処理のできる確率と書くべきなのでしょうが、アクアブラスターを使用した場合、処理できる確率を、『打率』と表現させていただいております。
難しい排水処理で悩まれているお客様に、「この水処理できる?」と聞かれましても、「いえ!わかりません」とお答えしております。
これまでの実績で問題のなく処理できている、「厨房排水処理」などは、大丈夫ですよとお答えできるのですが、そうでない排水は、「実際に現場で実験してみてください!」と下記のデモ機をお預けしております。

デモ機

アクアブラスターは、他の散気管と違った不思議な能力は持っているのですが、基本的には、「生物処理」なので、原水のBODとCODの比率によって、できるものとできないものがあります。
BOD : COD = 2 : 1 → ほぼ処理は可能
BOD : COD = 1.5 : 1 → まず処理可能
BOD : COD = 1 : 1 → 実験してみなければ判らない
BOD : COD = 1 : 1.5 → 難しいが、実験で光明が見えるかも・・・
BOD : COD = 1 : 2 → まず難しいが、これまでよりCOD除去率が上がるかも・・・

デモ機内部

しかし、これまでの上記の実験機での打率は、6割5分~7割5分と結構高打率をマークしておりますので、試しにお使いいただければと存じます。
ちなみに本体貸し出しは、「無料」ですが、往復運搬費負担と返却時の洗浄だけはお願いさせていただいております。
ただ、デモ機は十数基あるのですが、お蔭様で引っ張りダコで、なかなか返却されてきません。
計画を急がれていらっしゃいましたら、お早めにご予約ください!

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埋設型ユニットタンク登場!!

多いときは、1日に100件近いアクセスをいただいているにも関わらず、飛び飛びのブログで誠に申し訳ございません・・・・・m_ _m
今日は、専門的な話になりますが、厨房排水に含まれる油分を効率よく分解するためのユニットタンクの後継種を開発いたしましたので、発表させていただきます。
今回のタンクは、FRP式の地下埋設型で、5t,10t,15tの三機種で、写真が5tタイプの装置です。

ユニットタンクの後継種


中身はと言いますと、下の写真のようになっており、アクアブラスターAS-250が並び内部は3~6槽に分かれています。

アクアブラスターAS-250


この製品の利点は・・・・・
①コンクリート水槽より、安価に設置できること。
②浄化槽と同じように地下設置できるので、場所を取らないこと。
③合併浄化槽の手前で、厨房排水の油分を浄化できる。
④手間がかからない。
⑤手間要らずなので、海外でも喜ばれる。
などなどです!
需要がありましたら、皆さまよろしくお願い申し上げます。
(実を言うと、しばらく前に出来上がっていたんですけどね・・・(^^; 関係者の皆様ごめんなさい!)

排水処理システム, ユニットタンク |

塗装ブースの腐敗臭を消しました!

このゴールデンウィークに、自動車パーツ工場の塗装ブースに、『腐敗臭を発生させない』ためにスラッジイーターを納入させていただきました。

スラッジイーター
装置を稼働させた当初は、
①発泡して、レベルフロートが正確に作動しない。
②水位とポンプの高さがマッチしない。
③ポンプ吸い込み口のストレーナーがすぐに詰まる。
などの初期不具合が発生いたしましたが、特殊な作業環境の塗装ブースにおいては
よくあることなので、現場条件に合うように調整を行い、検収を頂戴いたしました。そもそもの検収条件である、『腐敗臭の発生を防ぐ』ということは、一目瞭然といいますか、「一鼻瞭然」だったようです 。
ほとんどの方がこんな装置で臭いが消えるのかどうか半信半疑であったようでしたが(ホント、無理もありませんが・・・)、作業員の皆さんにもご納得いただけたようです。

もう少し動かしてみて、また何らトラブルが発生するかも知れませんが、その際には迅速に対応させていただこうと思っています。
お客様、販売代理店様、どうもありがとうございました。
金環日食、ご覧にななれました?
大阪は、雲がアシストしてくれ、綺麗な天体ショーを拝むことができました。
おっと、もうこんな時間、早く図面を仕上げなくては・・・

スラッジイーター, 循環水処理システム |